合成スラブの概要
耐火認定・設計の仕様
1. 溝広タイプ - 2時間耐火
連続支持合成スラブ
2時間耐火 [普通コンクリート]
コンクリート種類 | 普 通 |
---|---|
デッキプレート高さ | 50mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) |
スパン(m) | 2.7以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 95以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | 不 要 |
コンクリート種類 | 普 通 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 75mm | |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) | |
スパン(m) | 3.4以下 | 3.6以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) | 5,400以下 |
コンクリート厚さ(mm) | 90以上 | 95以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 | - |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 | |
耐火補強筋 | 不 要 |
連続支持合成スラブ
2時間耐火 [軽量コンクリート]
コンクリート種類 | 軽 量 |
---|---|
デッキプレート高さ | 50mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) |
スパン(m) | 2.7以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 85以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | 不 要 |
コンクリート種類 | 軽 量 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 75mm | |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) | |
スパン(m) | 3.4以下 | 3.6以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) | 5,400以下 |
コンクリート厚さ(mm) | 85以上 | 90以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 | - |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 | |
耐火補強筋 | 不 要 |
- *1
- スパン2.7m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ50mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(2.7/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *2
- スパン3.4m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ75mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(3.4/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *3
- 鉄筋コンクリート梁(RC梁)または鉄骨鉄筋コンクリート梁の場合、小梁を鉄骨梁としスパンがほぼ均等になるように設置し、端部補強筋(D13,L=1.0m)を配筋する。
単純支持合成スラブ
2時間耐火 [普通コンクリート]
コンクリート種類 | 普 通 |
---|---|
デッキプレート高さ(mm) | 50 |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等 |
スパン(m) | 2.7以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 95以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | D13 |
コンクリート種類 | 普 通 |
---|---|
デッキプレート高さ(mm) | 75 |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等 |
スパン(m) | 3.4以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) |
コンクリート厚さ(mm) | 90以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | D13 |
単純支持合成スラブ
2時間耐火 [軽量コンクリート]
コンクリート種類 | 軽 量 |
---|---|
デッキプレート高さ | 50mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 |
スパン(m) | 2.7以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 85以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | D13 |
コンクリート種類 | 軽 量 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 75mm | |
適用梁構造 | 鉄骨梁 | |
スパン(m) | 3.4以下 | |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) | |
コンクリート厚さ(mm) | 85以上 | |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 | |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 | |
耐火補強筋 | D13 |
- *1
- スパン2.7m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ50mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(2.7/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *2
- スパン3.4m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ75mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(3.4/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *3
- 鉄筋コンクリート梁(RC梁)または鉄骨鉄筋コンクリート梁の場合、小梁を鉄骨梁としスパンがほぼ均等になるように設置し、端部補強筋(D13,L=1.0m)を配筋する。
2. 溝広タイプ - 1時間耐火
連続支持合成スラブ
1時間耐火 [普通コンクリート]
コンクリート種類 | 普 通 |
---|---|
デッキプレート高さ | 50mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) |
スパン(m) | 3.0以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 4,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | 不 要 |
コンクリート種類 | 普 通 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 75mm | |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) | |
スパン(m) | 3.4以下 | 3.6以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) | 4,400以下 |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 | 90以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 | φ6 -100×100 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 | |
耐火補強筋 | 不 要 |
連続支持合成スラブ
1時間耐火 [軽量コンクリート]
コンクリート種類 | 軽 量 |
---|---|
デッキプレート高さ | 50mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) |
スパン(m) | 3.0以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 4,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | 不 要 |
コンクリート種類 | 軽 量 |
---|---|
デッキプレート高さ | 75mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等(*3) |
スパン(m) | 3.4以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | 不 要 |
- *1
- スパン2.7m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ50mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(2.7/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *2
- スパン3.4m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ75mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(3.4/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *3
- 鉄筋コンクリート梁(RC梁)または鉄骨鉄筋コンクリート梁の場合、小梁を鉄骨梁としスパンがほぼ均等になるように設置し、端部補強筋(D13,L=1.0m)を配筋する。
単純支持合成スラブ
1時間耐火 [普通コンクリート]
コンクリート種類 | 普 通 |
---|---|
デッキプレート高さ(mm) | 50 |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等 |
スパン(m) | 2.7以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | D13 |
コンクリート種類 | 普 通 |
---|---|
デッキプレート高さ(mm) | 75 |
適用梁構造 | 鉄骨梁 RC梁等 |
スパン(m) | 3.4以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | D13 |
単純支持合成スラブ
1時間耐火 [軽量コンクリート]
コンクリート種類 | 軽 量 |
---|---|
デッキプレート高さ | 50mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 |
スパン(m) | 2.7以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*1) |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
耐火補強筋 | D13 |
コンクリート種類 | 軽 量 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 75mm | |
適用梁構造 | 鉄骨梁 | |
スパン(m) | 3.4以下 | |
許容積載荷重(N/m2) | 5,400~9,800(*2) | |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 | |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 | |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 | |
耐火補強筋 | D13 |
- *1
- スパン2.7m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ50mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(2.7/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *2
- スパン3.4m、許容積載荷重5,400N/㎡としたときの等価曲げモーメントから算出する。
(デッキプレート高さ75mmの場合に適用)
許容積載荷重 = 5,400×(3.4/ℓ)2 かつ 9,800 N/㎡ 以下 ℓ ;スパン(m) - *3
- 鉄筋コンクリート梁(RC梁)または鉄骨鉄筋コンクリート梁の場合、小梁を鉄骨梁としスパンがほぼ均等になるように設置し、端部補強筋(D13,L=1.0m)を配筋する。
3. 溝広タイプの許容スパンと許容積載荷重
■連続支持合成スラブ 耐火構造
■単純支持合成スラブ 耐火構造 ( 耐火補強筋配筋 )
- 注1)
- 印は等価曲げモーメントを算出する基準点を示します。
- 注2)
- グラフ内の許容積載荷重の値は第一位を切り捨てています。
4. 溝狭タイプ - 2時間耐火
連続支持合成スラブ 2時間耐火
コンクリート種類 | 普 通 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 50mm | 75mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 | |
スパン(m) | 2.7以下 | 3.0以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 3,500以下 | |
コンクリート厚さ(mm) | 100以上 | |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 | |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
コンクリート種類 | 軽 量 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 50mm | 75mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 | |
スパン(m) | 2.7以下 | 3.0以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 3,500以下 | |
コンクリート厚さ(mm) | 90以上 | |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 | |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
5. 溝狭タイプ - 1時間耐火
連続支持合成スラブ 1時間耐火
コンクリート種類 | 普 通 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 50mm | 75mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 | |
スパン(m) | 2.7以下 | |
許容積載荷重(N/m2) | 3,900以下 | |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 | |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 | |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
コンクリート種類 | 軽 量 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 50mm | 75mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 | |
スパン(m) | 2.7以下 | |
許容積載荷重(N/m2) | 3,900以下 | |
コンクリート厚さ(mm) | 70以上 | |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -100×100 | |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
D10 -200×200 |
単純支持合成スラブ 1時間耐火
コンクリート種類 | 普 通 |
---|---|
デッキプレート高さ | 50mm |
適用梁構造 | 鉄骨梁 |
スパン(m) | 2.5以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 2,900以下 |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 2段 |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
- |
コンクリート種類 | 普 通 | |
---|---|---|
デッキプレート高さ | 75mm | |
適用梁構造 | 鉄骨梁 | |
スパン(m) | 2.5以下 | 2.7以下 |
許容積載荷重(N/m2) | 3,500以下 | 2,900以下 |
コンクリート厚さ(mm) | 80以上 | |
ひび割れ拡大防止筋 溶接金網の場合 |
φ6 -150×150 2段 | |
ひび割れ拡大防止筋 異形鉄筋の場合 |
- |
- ■
- スパンとは、鉄骨梁の場合デッキプレートを支持する梁の中心間距離、鉄筋コンクリート梁の場合梁内法寸法をいう。
- ■
- 鉄骨梁の場合、スパンが3.4mを超える場合は、合成スラブと梁とは頭付きスタッド(軸径16mm以上、ピッチ300mm以下)で結合する。
- ■
- スパンが大きい場合やコンクリートが厚い場合、コンクリート打込み時デッキプレートに支保工が必要な場合があるので事前に措置する。
- ■
- 許容積載荷重とは、原則として建築基準法施行令第85条の積載荷重と床、天井などの仕上げ荷重を加えたものをいう。
- ■
- コンクリートの所定厚さとは、デッキプレートの山上のコンクリート平板部分の厚さをいう。
- ■
- ひび割れ拡大防止筋は、スラブ厚さが100mmを超える場合も、原則としてスラブ上端から30mmの被り厚さとする。
- ■
- 溶接金網または異形鉄筋の鉄筋量は、コンクリート厚さに対する鉄筋比で0.2%以上とする。コンクリート厚さが所定厚さを超える場合、溶接金網等は所要鉄筋量に見合うサイズのものを使用する。
- ■
- 耐火補強筋は、異形鉄筋D13以上をデッキプレートの各溝に1本づつ、溝部中央、デッキプレート底面から40mmの位置に全スパンにわたって配筋する。