施工 Q−10:
合成スラブでコンクリートを打継ぐ場合、適切な打継ぎ場所および、打継ぎ面の仕様を教えて欲しい。
A: コンクリート工事に関する仕様書等に、コンクリート打継ぎ部の特記がある場合は、それに従い施工する。
特記のない場合、施工方法の一例を以下に示す。
JASS5「鉄筋コンクリート工事」では、床スラブのコンクリートの打継ぎ部は、せん断応力の小さいスパン中央部に設けることとなっている。合成スラブの場合も考え方はそれに準ずるが、合成スラブのスパン中央部に打継ぎ部をもうけると、新たなコンクリート打設作業時、合成デッキのたわみや振動が大きくなり、打設済コンクリート部分への悪影響が考えられる。





そこで一般に、梁外面から0.5〜1.0m程度の位置に打継ぎ部をもうけて施工する。
打継ぎ部の仕様は、コンクリートの鉛直方向、水平方向のせん断力の伝達を考慮し、エキスパンドメタルを用い下図のように施工する。又、タワークレーンピット廻りの打継ぎ部は、後で敷設する溶接金網又は鉄筋の所定の重ね代が充分確保出来る寸法をとって打継ぎ部をもうける。
コンクリートの打設工区分けは、各々の区画の外部拘束程度を低くし、また、一度の打込み量をおさえることで、水和熱ひび割れ等の初期のひび割れを制御するのが狙いである(図8.W)。
なお、コンクリートの打継ぎ位置は、デッキプレートスパンの1/3〜1/4のところが望ましい。



<打設順序>
          A→C→B:拘束緩和効果 大
          B→A→C:拘束緩和効果 中
          A→B→C:拘束緩和効果 中


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