構造 Q−11:
合成スラブの鉄骨梁への焼抜き栓溶接による接合は、強辺部は300mm、弱辺部は600mm以下が標準仕様となっていますが、地震等の水平カ伝達については問題がありませんか。
A: 焼抜き栓溶接のピッチについては、床に作用する水平せん断力と焼抜き栓溶接の許容耐カから
計算して、その安全性を確認して下さい。ただし、以下の条件を満足する場合は標準仕様の強辺300mm、弱辺600mmのピッチで焼抜き栓溶接の耐カは十分と考えられます。

・ ラーメンや耐震壁が均等に配置され、スラブの辺長比が著しくない構造で平易な形状を有している建物の床。
・ 積載荷重が事務所程度であって、層剪断カ係数Ciが0.4程度までの水平カが作用する階の床
注意:コア構造のように耐震壁が建物の一部に集中し、水平剪断カの大部分をこの耐震壁で負担させるような場合は、焼抜き栓溶接では処理できないことが考えられますので、スタッドジベルで設計し、コンクリートスラブ厚さについても別途検討の必要があります。
   計算例     合成スラブ用デッキ75mm-1.2mm@90
    小梁、天井、仕上げ等
    地震時積載荷重
3,050 N/u
1,050 N/u
   800 N/u
                   合計  5,000 N/u
   
 最上階を想定しCi=0.40と仮定
 X、Y方向とも各ラーメンの水平剛性はそれぞれ等しいものとする。
 水平剪断カQ=35.0×22.4×5.00×0.40        = 1568 kN
 X方向1構面当たり反カRx=1568/4             =   392 kN
 Y方向1構面当たり反カRy=1568/6             =   262 kN


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