耐火 Q−07:
   準耐火構造の建物で防火区画が必要な場合、合成スラブを防火区画と考えると、建築主事より梁の耐火被覆を要求されることがあります。RCスラブの場合は梁の耐火被覆が必要がないのにどうして合成スラブの場合いるのですか。合成スラブの耐火指定では、合成スラブと梁の耐火被覆がセットになっているのですか。
A: デッキ合成スラブの無被覆耐火指定は、耐火構造の鉄骨造建物床を想定して耐火試験を実施し、耐火認定を取得しましたので、耐火標準仕様書の中の構造説明には、梁に耐火被覆を施したものが描かれ梁とデッキ合成スラブがセットになった感じを与えています。しかし、付帯条件として「梁の耐火被覆(梁に1、2または3時間の耐火性能が要求される場合は、それらに応じた耐火被覆を施す)」と明記されており、小梁・大梁には、梁の耐火時間に準じた耐火被覆が必要になります。
すなわち、耐火構造の法体系上は、床スラブと梁は別で、梁の耐火性能に関係なく、デッキ合成スラブは床構造として、1時間または2時間の耐火性能があると言うことです。ただし、準耐火構造などで、床スラブを耐火水平区画とする場合、鉄骨梁に耐火被覆は必要ありません(下図、(A)参照)が、この梁下に耐火垂直区画がつながる場合(下図、(B)参照)は、この交差部の梁には、区画性能が必要であり、梁に耐火被覆は必要です。

 
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