耐火 Q−02:
   建物の屋上部分の耐火時間は通常30分ですが、ペントハウスのある場合はどうでしょうか。また屋上部分が、公園、遊び場、駐車場の場合はどうですか。
また屋根30分耐火の場合、合成スラブは使用できますか。
A: ペントハウス(PH)が建築面積の1/8を越える場合は、建築基準法施行令第107条耐火 構造の規定により、PHが最上階になりますので屋上部分は所定の床1時間耐火を要求される。
その他の屋上部分は屋上が歩行床や駐車場床とする場合は、屋根でなく床と解釈され床1時間耐火性能が要求される。また、ペントハウスが建築面積の1/8以下の場合でも、屋上が歩行床や駐車場床とする場合、1時間耐火が必要。

屋根30分耐火に合成スラブを適用する場合は次のように考えてください。
   デッキ合成スラブは屋根にもよく使用されるが,令第107条の要求性能区分に従うと床部位は非損傷性と遮熱性が、他方屋根部位は非損傷性と遮炎性が規定されおり、両部位では法規上要求性能区分が違っている。しかしながら、工学的には床部位で遮熱性が保証されていれば、当然遮炎性が担保されているものと考えるのが妥当であり、床2時間および1時間耐火構造は屋根耐火構造(30分)に適合するものと考えられる。
一方、屋根耐火構造(30分)として大臣が定めた例示仕様(平成12年建告第1399号)によれば、鉄網コンクリート、鉄網モルタルで造られたものなどが示されており、デッキ合成スラブはその構成により屋根耐火構造仕様に明らかに該当する。

屋上部分の必要な耐火性能を、PHと用途別に分類し下図に示してあるので参考にしてください。


(参考)
   建築基準法施行令第107条(抜粋)
         床耐火1時間−−−最上階及び最上階から数えた階数が2以上で4以内の階
         床耐火2時間−−−最上階から数えた階数が5以上で14以内の階
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